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ITコンサルのプロジェクトトレンド

◆目次
ビジネストレンド
IT業界のトレンド
最先端のITコンサルプロジェクト事例
 ・音声認識活用によるデータ収集と分析
 ・オンプレ基幹システムEOLに伴うクラウド化
最新トレンドに関連するプロジェクトの進め方
 ・コンサルの役割
 ・コンサルの各役職の役割
まとめ

ビジネストレンド

近年、DXという言葉がよく聞かれるようになり、様々なサービスを利用する場面で人間だけでなくシステムのサポートを受けることが多くなっています。

普段の生活の中で、お店や金融機関に行った際にセルフで決済や諸届ができるサービスを利用する機会が多くなっていないでしょうか。パソコンやスマホを使うことで家にいても人を介さずにサービスを利用する機会も増えているはずです。

また、多くの企業で従業員がこれまで紙やエクセルを使って実施してた業務が、システムに置き換わることも多くなってきているでしょう。

新しいサービスや働き方改革を考える際に、ITやデジタルを主軸にした検討をすることで、顧客体験(CX)と従業員体験(EX)の向上を目指すことがトレンドになっています。

そのほかにも、世界全体の流れとしてSDGsが広がりを見せており、各企業は持続可能なビジネスの実現と対外的なアピールが必要になってきました。DXのトレンドと相まって、紙媒体の廃止や印鑑レスに繋がる施策の検討も進んでいます。

IT業界のトレンド

IT業界のトレンドとしては、クラウド、AI、データ分析、セキュリティなどの分野が盛り上がりを見せています。

クラウドの製品はMicrosoftやSalesforceなどの世界的な大手IT企業を筆頭に、パッケージシステムの主流になってきました。

従来より最先端技術として取り扱われてきたAIやデータ分析も、精度や処理速度が上がることで、実際のビジネスの中で実用化されるまでに進化しています。製造や物流の業界では、膨大なデータを取得するためのIoTの活用も進んでいます。

一方で、世の中全般的なテクノロジー技術の進化はサイバー攻撃のリスク増加にも繋がっています。顧客の個人情報など重大データの流出や不正取引を防ぐためのセキュリティ対策も強化されています。

企業が顧客向けに用意するサービスとしても、これまではWebサイトの構築が主流でしたが、近年はスマホやタブレットの普及に応じてアプリの開発が増えています。

最先端のITコンサルプロジェクト事例

ITコンサルのプロジェクトにおいても、年々前述のようなビジネスやITのトレンドに関連する内容が増えてきています。

ここでは、実際のITコンサルのプロジェクトとして、最先端の案件を概要と共に2つ紹介します。

音声認識活用によるデータ収集と分析

これまで、コールセンターの担当者や営業員は、手元のメモで顧客との会話で記録が必要な内容を書き留め、CRMなどの社内システムにマニュアルで入力していました。企業によって記録のルールやCRMの機能に差はあるものの、マニュアル作業では担当者の経験や感覚に依存してしまい、記録される内容にばらつきや過不足が発生してしまいます。

そのような課題を解決するため、音声認識の技術を活用する企業が増えています。IT企業も様々な音声認識エンジンを開発しており、実用化に耐え得る精度になってきているのです。

顧客との会話を電話で音声データとして取得し、音声認識を利用することで自動的にテキスト化されます。

テキスト化された会話内容を社内システムで見ることができるようにすると、チームリーダーが複数人の対応内容をリアルタイムで確認したり、事後の分析によってスキルの一定化を図ったりするために利用できるのです。

オンプレ基幹システムEOLに伴うクラウド化

経済産業省が2018年に発表したレポートによると、現在の各日本企業はITシステムの観点で「2025年の崖」と呼ばれるリスクを抱えていると言われています。

「2025年の崖」とは、このまま既存の古いシステムを使い続けた場合、システム障害やデータ損失により、2025年以降に年間12兆円の経済損失が発生する可能性があるというものです。

数十年前に構築され、長年機能の改修が繰り返されてきたレガシーシステムは、2025年付近で一気に老朽化や担当者の定年、ベンダーのサポート切れなどの問題に直面することになります。

そのため、サポート切れを迎えるオンプレの基幹システムを全面的にクラウドシステムに移行するプロジェクトが多く立ち上がっています。

特に、これまで利用していたシステムの機能を保持するクラウドシステムにそのまま乗り換えるのではなく、業務プロセスも最適なものに見直すのです。無駄をなくし、新しいシステムによる業務の自動化を進めることで、業務コストの削減や従業員のエンゲージメント向上に繋がります。

あるべき業務を整理しながら新しいシステムを考える必要があるため、単なるシステム開発会社ではなく、ITコンサルへの依頼が増えているのです。

最新トレンドに関連するプロジェクトの進め方

各企業が古いシステムの刷新や新しいサービスの検討のために最先端のテクノロジーを検討したり、世の中のトレンドに関わる案件を立ち上げたりする場合、通常のプロジェクトと進め方に違いが出てきます。

まず、新しいテクノロジーを活用したシステムの導入プロジェクトを実施する場合、他社事例の調査や製品の選定が重要になります。

既に同様の対応をしている同業他社でどのような業務やシステムが採用されているかを確認することで、一から検討するよりも少ない期間と労力で実行に移せます。また、成功事例を模範とすることで、案件がとん挫するリスクや法令違反となるリスクなどを下げることができるのです。

案件開始前のプランニングの段階で、事例を加味した進め方や対応内容を検討できるため、成功確率の高い計画が可能になるのです。

ほかにも、様々なデータを分析することでマーケティングや商品開発などに役立てたい企業が増えてきていますが、どのような分析結果を得たいかによってデータの保管を工夫する必要があります。

しかし、漠然としたデータ分析に備え、とりあえず既存システムのデータ構造をそのまま保存している企業が多いという現実があります。データ分析のプランニングの時点で、データの種類や構造の重要性を協議の上、案件を立案することが大切です。

コンサルの役割

実際に各企業がDXを主軸としたトレンドプロジェクトを進めていく上で、コンサルへの支援依頼が増えています。各企業がコンサルに求めていることとして、大きくは最先端事例の提供と改善点の指摘に分かれます。

まず、他社事例の重要性は前述の通りですが、国内では前例がないことも多々あります。特にグローバルに展開する外資系のコンサル会社であれば、国内では初のプロジェクトでも海外で既に実績があった場合、社内で事例を調べて情報として提供できます。

単に事例を紹介するだけでなく、他社のプロジェクトを現クライアントの状況に当てはめることで、的確な課題や対応策の提言が可能です。

改善点の指摘とは、特定の業務や経営課題などに対し、進むべき道筋を提示することとも言い換えられ、コンサルの多くのプロジェクトで最終アウトプットとなるものです。

課題や検討事項をロジカルに分析・整理することで、クライアントの関係者に議論すべきポイントやリスクなどを理解してもらうように努めます。

特に、長年やり続けてきた業務や変えずにいた組織体系は、社外の人に助言してもらうことで初めて改善すべきと気づくことも多くあるため、コンサルとして的確に指摘することが大切になるのです。

コンサルの各役職の役割

多くのコンサルファームでは、アソシエイト→シニアコンサルタント→マネージャー→シニアマネージャー→パートナーという順序で役職が上がっていきます。

プロジェクトによって、各役職が担う役割は変わってきますが、ここでは業界やITのトレンドを取り入れたプロジェクトを実施する際に、各役職が担当することの多い作業や役割を紹介していきます。

前述の通り、トレンドプロジェクトでは海外や他社の事例を参考にすることが多く、情報が少ない中で進め方やタスクを整理するための事前準備が重要になるため、各役職で適切な役割分担をしながら効率的に進めています。

・アソシエイト
社内のデータベースやネット上の情報から過去事例を調べ、プロジェクトの進め方や新しいテクノロジーの利用方法などに関するヒントを収集します。また、クライアントやIT製品のベンダーなどとの会議が多くなってくるため、議事録の作成や課題QAの管理などを担当します。

・シニアコンサルタント
マネージャーの指示に従い、アソシエイトが集めてきた事例や製品データの整理を行ったり、クライアントが抱える課題や要件のヒアリングを行います。新しい業務やシステムに対し、クライアントの期待値が高くなりがちなため、プロジェクトの期間や予算に対する現実的な要件調整も必要とされます。

・マネージャー・シニアマネージャー
プロジェクトの難易度を見極め、クライアントの期待値とプロジェクトメンバーのスキル・契約工数が乖離していないことを常にモニタリングする必要があります。また、社内の有識者と繋がり、全体の進め方や考え方に問題がないか助言をもらう動きもしています。通常のプロジェクト同様、成果物のレビューや難易度の高いクライアントとの調整も重要な役割です。

・パートナー
マネージャー・シニアマネージャーから適宜報告を受けながら、クライアントとの関係性に問題が発生しそうな場面で、人員配置の指示やコストの調整を行います。最終報告のレビューや、案件の規模・難易度によってはプレゼンそのものをパートナーが行うこともあります。

まとめ

年々、各企業や公的機関が展開する多くのサービスがテクノロジーを使って便利になってきています。

経営戦略に関わる施策や、最先端技術を用いたサービスにおいては、プランニングから実行までの様々な場面でITコンサルが携わっているのです。

クライアントが競合他社の一歩先を行くためは、世の中のトレンドを瞬時に取り入れ、消費者や従業員の満足度を上げていかなければなりません。

ITコンサルタントはクライアントからの高い期待値に応えるため、海外を含めた事例や世の中のトレンドを日々学びながら、様々なプロジェクトを進めているのです。

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